BYD SEALを東京電力エリアの自宅で充電すると?EV向けプランの電気代は
BYD SEALを東京電力エリアの自宅で充電すると、満充電1回あたりの電気代はいくらか。EV向けの夜間割引があるオクトパスエナジーのプランを例に、計算しました。このページでは、満充電1回分、グレード別の金額、月の走行距離ごとの電気代を、一律単価のプランと並べて比べています。
東京電力エリアでBYD SEALを満充電にする電気代は、一律単価のプランで約3,426円、EV向けプランの夜1〜5時の単価なら約1,894円です。
ただし、出力6kWの充電器で夜1〜5時の4時間に入る電気は約24kWhで、満充電に必要な約94.9kWhには届きません。空から満充電にするには夜4回分ほどかかり、一晩で終えようとすると、足りない分は夜以外の単価になります。
EV向けプランはEVオクトパス、一律単価のプランはシンプルオクトパスのことです。金額は電力量料金と再エネ賦課金の合計で、EVオクトパスの基本料金と燃料費調整額は含みません。SEALはグレードで金額が少し違うため、カードと表の金額は、AWD(四輪駆動)で計算しています。
満充電1回の電気代(プラン・時間帯別)
AWD(四輪駆動)の満充電1回の電気代を、プランと時間帯ごとにまとめると次のとおりです。
| プラン・時間帯 | 電力量料金 (円/kWh) | 再エネ賦課金 (円/kWh) | 満充電1回 (約94.9kWh) |
|---|---|---|---|
| EVオクトパス:夜1〜5時 | 15.78 | 4.18 | 1,894円 |
| EVオクトパス:昼11〜13時 | 13.78 | 4.18 | 1,704円 |
| EVオクトパス:それ以外の時間 | 26.95 | 4.18 | 2,953円 |
| シンプルオクトパス(時間帯を問わず一律) | 31.93 | 4.18 | 3,426円 |
※出典:BYD SEAL 主要諸元(カタログPDF)、EVオクトパス 2026-10 電気料金メニュー定義書(東京電力エリア)、シンプルオクトパス 2026-10 電気料金メニュー定義書(東京電力エリア)、再エネ賦課金単価(2026年度)。金額は税込です。
昼11〜13時も単価が下がりますが、2時間で入る電気は約12kWh、満充電の約13%なので、夜の充電で足りない分を補う時間帯として使えます。
表の金額は、満充電に使う電気の量(約94.9kWh)に、1kWhあたりの単価と再エネ賦課金を足した額をかけたものです。約94.9kWhは、1kmあたり165Whの電気で575km走れることから出しており、電池の容量(82.56kWh)より多いのは、公式の消費率に充電で失われる分が含まれているためです。
計算に使った値:BYD SEAL AWD(四輪駆動)の公式値(電池82.56kWh、一充電走行距離575km、交流電力量消費率165Wh/km)
グレード別の満充電の電気代
SEALは、グレードによって走行距離と消費率が違いますが、満充電に使う電気の量はほぼ同じです。夜1〜5時の単価での満充電は、AWD(四輪駆動)が約1,894円、RWD(後輪駆動)が約1,891円で、グレードを選んでも金額はほとんど変わりません。
| グレード | 走行距離 (WLTC) | 消費率 (Wh/km) | 満充電の電気量 | EV 夜1〜5時 | EV それ以外 | シンプル |
|---|---|---|---|---|---|---|
| AWD(四輪駆動) | 575km | 165 | 約94.9kWh | 1,894円 | 2,953円 | 3,426円 |
| RWD(後輪駆動) | 640km | 148 | 約94.7kWh | 1,891円 | 2,949円 | 3,420円 |
月の走行距離ごとの充電代
AWD(四輪駆動)の消費率で、月の走行距離ごとに、充電分の電気代を一覧にしました。
| 月の走行距離 | 使う電気 | EVオクトパス 夜1〜5時 | EVオクトパス それ以外 | シンプル オクトパス |
|---|---|---|---|---|
| 300km | 約50kWh | 約990円 | 約1,540円 | 約1,790円 |
| 500km | 約83kWh | 約1,650円 | 約2,570円 | 約2,980円 |
| 1,000km | 約165kWh | 約3,290円 | 約5,140円 | 約5,960円 |
※計算:走行距離×165Wh/km×(単価+再エネ賦課金)。走行距離は、天候や運転のしかたで変わります。
月500km走る場合の充電代は、夜1〜5時の単価なら約1,650円、一律単価のプランなら約2,980円が目安です。使う電気は約83kWhで、一晩に入る約24kWhで割ると、夜の充電は月に3回あまりになります。
EVオクトパスには基本料金があり、30Aの場合は1日36.90円です。シンプルオクトパスは0円なので、プランを比べるときは、充電代の差と基本料金の差を合わせて見る必要があります。月300kmの場合、夜の単価で安くなる充電代は約800円で、30日分の基本料金約1,110円を下回ります。
EVオクトパスの申込条件と基本料金
EVオクトパスを使えるのは、契約者本人か同居の家族が、EVかPHEVと充電設備を持っている世帯で、持っていることを示す資料の提出を求められることがあります。
契約電流は10Aから60Aの範囲で選び、アンペアが大きいほど基本料金も上がります。東京電力エリアの1日あたりの金額は、次の表のとおりです。
| 契約電流 | 10A | 15A | 20A | 30A | 40A | 50A | 60A |
|---|---|---|---|---|---|---|---|
| 1日の基本料金 | 12.30円 | 18.45円 | 24.60円 | 36.90円 | 49.20円 | 61.50円 | 73.80円 |
※出典:EVオクトパス 2026-10 電気料金メニュー定義書(東京電力エリア)(確認日 2026年10月14日)
切り替えの流れ
- 検針票で、いま契約している電力会社と契約アンペアを確かめます。東京電力エリアのEVオクトパスは、30Aなら基本料金が1日36.90円なので、いまのアンペアで比べる目安になります。
- EVまたはPHEVと充電設備を持っていることを示す書類を用意します。納車前の人は、いつ出せるのかを先に公式サイトで確認しておくと、進めやすくなります。
- 公式サイトで住所を入れ、料金を見てから申し込みます。いまの契約を解約する手続きがあるかどうかも、先に調べておくと安心です。
EV向けのプランや割引がある電力会社
このページではオクトパスエナジーの料金で計算しましたが、EV向けの料金を用意している電力会社はほかにもあります。たとえばリボンエナジーには、EV割引があります。家の設備や充電する時間帯によって合う会社は変わるため、ご自身の暮らしに合わせて選びましょう。料金や条件は変わることがあるので、申し込む前に各社の公式ページで確認してください。
オクトパスエナジー
夜間の単価を低く設定した、EV向けのプラン(EVオクトパス)を用意している電力会社です。
EVと充電設備を持ち、夜に自宅で充電する人に向いています。
燃料費調整額と基本料金は別にかかり、沖縄県や離島の住所は対象外になる場合があります。
オクトパスエナジーのサイトへ
グリーンな電気を、もっと安く! オクトパスエナジー申込の途中の画面で、プランに「EV所有者向け」を選ぶと、EV向けプランを選択できます。
リボンエナジー
EV割引のほか、オール電化割引や太陽光割引などの割引メニューを用意している電力会社です。
EVに加えて、家の設備に合わせた割引も使いたい人に向いています。
EV割引の条件と内容は、公式ページで確認してから申し込んでください。
公式サイトを見るPR 掲載の新電力はいずれも広告です。
特定の電力会社への契約をすすめるものではありません。金額は、確認日時点の公式資料と車の公式数値にもとづく計算です。実際の電気代は、家の使い方や充電のロスで変わります。実際に入る電気の量は、車が受け入れられる上限出力(SEALは6kW)で変わります。燃料費調整額と基本料金は、金額に含めていません。沖縄県と離島の住所は、申込の対象外になる場合があります。契約前に、各社の公式サイトで最新の料金と条件を確かめてください。