IONIQ 5 Nを中部電力エリアの自宅で充電、EV向けプランの電気代は?
IONIQ 5 Nを中部電力エリアの自宅で充電したときの電気代は、オクトパスエナジーのEV向けプラン(EVオクトパス)の料金で確かめられます。満充電1回分と月の走行距離ごとの電気代が、時間帯の安いプランと一律単価のプランの両方でわかります。
中部電力エリアでIONIQ 5 Nを満充電にすると、一律単価のプランでは約3,332円、EV向けプランの夜1〜5時の単価なら約2,002円で、差は約1,330円です。
ただし、公式ページには普通充電で車が受け入れられる出力の記載がありません。そこで、自宅の充電器の出力である6kWまで受け入れられるものとして金額を出しています。この出力でも、夜1〜5時の4時間で入る電気は約24.0kWhで、満充電に必要な約93.7kWhには届きません。空の状態から満充電にするには、夜3.9回分かかります。一晩で終えようとすると、足りない分は夜以外の単価になります。
EV向けプランはEVオクトパス、一律単価のプランはシンプルオクトパスです。金額は電力量料金と再エネ賦課金の合計で、基本料金と燃料費調整額は含みません。グレードはAWDの1つだけで、その公式の数値を使っています。
満充電1回の電気代(プラン・時間帯別)
満充電1回の電気代を、プランと時間帯ごとの金額の表です。
| プラン・時間帯 | 電力量料金 (円/kWh) | 再エネ賦課金 (円/kWh) | 満充電1回 (約93.7kWh) |
|---|---|---|---|
| EVオクトパス:夜1〜5時 | 17.19 | 4.18 | 2,002円 |
| EVオクトパス:昼11〜13時 | 16.79 | 4.18 | 1,965円 |
| EVオクトパス:それ以外の時間 | 27.55 | 4.18 | 2,973円 |
| シンプルオクトパス(時間帯を問わず一律) | 31.38 | 4.18 | 3,332円 |
※出典:ヒョンデ IONIQ 5 N 主要諸元、EVオクトパス 2026-10 電気料金メニュー定義書(中部電力エリア)、シンプルオクトパス 2026-10 電気料金メニュー定義書(中部電力エリア)、再エネ賦課金単価(2026年度)。金額は税込です。
表でいちばん金額が低いのは昼11〜13時ですが、この時間に入る電気は2時間で約12.0kWh、満充電の約13%です。昼は、夜の充電だけでは足りない分を足す時間として向いています。夜以外の時間でも、一律単価のプランよりは低い金額になります。
満充電に必要な電気の量は、1kmあたりの電力量消費率167Whに、一充電走行距離561kmをかけて出しています。約93.7kWhと、電池の容量84kWhより多くなりますが、ここでは消費率から出たこの値を充電に必要な電気の量として扱います。表の金額は、この量に、単価と再エネ賦課金を足した額をかけたものです。
計算に使った値:ヒョンデ IONIQ 5 N AWDの公式値(電池84kWh、一充電走行距離561km、交流電力量消費率167Wh/km)
月の走行距離ごとの充電代
月に走る距離ごとの、充電にかかる電気代の表です。
| 月の走行距離 | 使う電気 | EVオクトパス 夜1〜5時 | EVオクトパス それ以外 | シンプル オクトパス |
|---|---|---|---|---|
| 300km | 約50kWh | 約1,070円 | 約1,590円 | 約1,780円 |
| 500km | 約84kWh | 約1,780円 | 約2,650円 | 約2,970円 |
| 1,000km | 約167kWh | 約3,570円 | 約5,300円 | 約5,940円 |
※計算:走行距離×167Wh/km×(単価+再エネ賦課金)。走行距離は、天候や運転のしかたで変わります。
夜1〜5時の単価で充電すると、一律単価のプランより安くなる金額は、月300kmで約710円、月500kmで約1,180円、月1,000kmで約2,370円です。走る距離が長いほど、差は大きくなります。
EVオクトパスには基本料金があり、一律単価のシンプルオクトパスにはありません。30Aで契約している場合、基本料金は30日分で約1,250円です。上の差がこの金額を上回るのは、表の中では月1,000kmのときだけで、月300kmと月500kmでは、充電代で安くなる分より基本料金のほうが大きくなります。したがって、プランを選ぶときは、充電代の差から基本料金を引いて考える必要があります。
月に使う電気の量も目安になります。月500kmなら約84kWhで、夜1〜5時の4時間に入る約24.0kWhで割ると、夜の充電は月に3回半ほどです。
EVオクトパスの申込条件と基本料金
EVオクトパスを申し込めるのは、契約者本人か同居の家族が、EVかPHEVと充電設備を持っている世帯です。持っていることを示す資料の提出を求められることがあります。
中部電力エリアのEVオクトパスの基本料金は、契約電流(10Aから60A)ごとに決まっていて、アンペアが大きいほど高くなります。1日あたりの金額は次の表のとおりです。
| 契約電流 | 10A | 15A | 20A | 30A | 40A | 50A | 60A |
|---|---|---|---|---|---|---|---|
| 1日の基本料金 | 13.90円 | 20.85円 | 27.80円 | 41.70円 | 55.60円 | 69.50円 | 83.40円 |
※出典:EVオクトパス 2026-10 電気料金メニュー定義書(中部電力エリア)(確認日 2026年10月19日)
EV向けのプランや割引がある電力会社
このページではオクトパスエナジーの料金で計算しましたが、EV向けの料金を用意している電力会社はほかにもあります。たとえばリボンエナジーには、EV割引があります。家の設備や充電する時間帯によって合う会社は変わるため、ご自身の暮らしに合わせて選びましょう。料金や条件は変わることがあるので、申し込む前に各社の公式ページで確認してください。
オクトパスエナジー
夜間の単価を低く設定した、EV向けのプラン(EVオクトパス)を用意している電力会社です。
EVと充電設備を持ち、夜に自宅で充電する人に向いています。
燃料費調整額と基本料金は別にかかり、沖縄県や離島の住所は対象外になる場合があります。
オクトパスエナジーのサイトへ
グリーンな電気を、もっと安く! オクトパスエナジー申込の途中の画面で、プランに「EV所有者向け」を選ぶと、EV向けプランを選択できます。
リボンエナジー
EV割引のほか、オール電化割引や太陽光割引などの割引メニューを用意している電力会社です。
EVに加えて、家の設備に合わせた割引も使いたい人に向いています。
EV割引の条件と内容は、公式ページで確認してから申し込んでください。
公式サイトを見るPR 掲載の新電力はいずれも広告です。
特定の電力会社への契約をすすめるものではありません。金額は、確認日時点の公式資料と車の公式数値にもとづく計算です。実際の電気代は、家の使い方や充電のロスで変わります。実際に入る電気の量は、車が受け入れられる上限出力で変わります。燃料費調整額と基本料金は、金額に含めていません。交流電力量消費率と一充電走行距離は、メーカーの自社測定値で、参考値です。沖縄県と離島の住所は、申込の対象外になる場合があります。中部電力エリアの料金メニュー定義書では、基本料金を契約電流(10〜60A)で定めるほか、契約容量が6kVA以上の場合は1kVAあたりで定めています。本ページの計算は、契約電流の場合です。契約前に、各社の公式サイトで最新の料金と条件を確かめてください。