中部電力エリアでeKクロスEVを充電すると?EV向けプランの電気代
中部電力エリアの自宅でeKクロスEVを充電すると、電気代はいくらかかるのでしょうか。オクトパスエナジーのEV向けプランと一律単価のプランの金額から、満充電1回分と月の走行距離ごとの充電代を確かめられます。
中部電力エリアでeKクロスEVを満充電にする電気代は、EV向けプランの夜1〜5時で約477円、一律単価のプランで約794円です。差は約320円と小さめです。
ただし、eKクロスEVが受け入れる普通充電の出力は2.9kWまでです。出力6kWの充電器をつないでも、夜1〜5時の4時間に入る電気は約12kWhで、空の状態から満充電にするには夜2回分かかります。
EV向けプランはオクトパスエナジーのEVオクトパス、一律単価のプランは同じくシンプルオクトパスです。金額は電力量料金と再エネ賦課金の合計で、基本料金と燃料費調整額は入っていません。グレードは1つだけで、公式の数値は全グレード共通です。
満充電1回の電気代(プラン・時間帯別)
プランと時間帯ごとの、満充電1回の電気代です。
| プラン・時間帯 | 電力量料金 (円/kWh) | 再エネ賦課金 (円/kWh) | 満充電1回 (約22.3kWh) |
|---|---|---|---|
| EVオクトパス:夜1〜5時 | 17.19 | 4.18 | 477円 |
| EVオクトパス:昼11〜13時 | 16.79 | 4.18 | 468円 |
| EVオクトパス:それ以外の時間 | 27.55 | 4.18 | 708円 |
| シンプルオクトパス(時間帯を問わず一律) | 31.38 | 4.18 | 794円 |
※出典:三菱 eKクロス EV 主要諸元、EVオクトパス 2026-10 電気料金メニュー定義書(中部電力エリア)、シンプルオクトパス 2026-10 電気料金メニュー定義書(中部電力エリア)、再エネ賦課金単価(2026年度)。金額は税込です。
いちばん安いのは昼11〜13時で、夜1〜5時との差はわずかです。夜以外の単価でも一律単価のプランより安く、差は約90円です。ただ、昼の2時間で入る電気は約6kWhで、満充電の約26%にとどまります。昼は、夜の充電で足りない分を足す時間帯と考えるのが現実的です。
満充電に使う電気の量は約22.3kWhで、公式の消費率(1kmあたり124Wh)と一充電の走行距離(180km)から出しています。電池の容量は20kWhですが、それより多いのは、消費率に充電で失われる分が含まれているためです。
計算に使った値:三菱 eKクロスEV 全グレード共通の公式値(電池20kWh、一充電走行距離180km、交流電力量消費率124Wh/km)
月の走行距離ごとの充電代
月の走行距離ごとの、充電分の電気代です。
| 月の走行距離 | 使う電気 | EVオクトパス 夜1〜5時 | EVオクトパス それ以外 | シンプル オクトパス |
|---|---|---|---|---|
| 300km | 約37kWh | 約790円 | 約1,180円 | 約1,320円 |
| 500km | 約62kWh | 約1,320円 | 約1,970円 | 約2,200円 |
| 1,000km | 約124kWh | 約2,650円 | 約3,930円 | 約4,410円 |
※計算:走行距離×124Wh/km×(単価+再エネ賦課金)。走行距離は、天候や運転のしかたで変わります。
月500km走ると、使う電気は約62kWhです。一晩に入る約12kWhで割ると、夜の充電は月に5回あまりになります。
EVオクトパスには基本料金があり、30Aなら1日41.70円、30日分で約1,250円です。シンプルオクトパスは基本料金0円なので、切り替えて得になるかどうかは、夜の単価で安くなる充電代が、この基本料金を上回るかで決まります。安くなる充電代は、月300kmで約530円、500kmで約880円で、どちらも基本料金に届きません。上回るのは、月1,000kmで約1,760円安くなるときです。eKクロスEVは、切り替えて得になるまでに、かなり走る必要がある車です。
EVオクトパスの申込条件と基本料金
EVオクトパスを使えるのは、契約者本人か同居の家族が、EVかPHEVと充電設備を持っている世帯です。持っていることを示す資料の提出を求められることがあります。
中部電力エリアのEVオクトパスは、基本料金を契約電流(10Aから60A)で定めています。アンペアが大きいほど金額も上がり、1日あたりの基本料金は、次の表のとおりです。
| 契約電流 | 10A | 15A | 20A | 30A | 40A | 50A | 60A |
|---|---|---|---|---|---|---|---|
| 1日の基本料金 | 13.90円 | 20.85円 | 27.80円 | 41.70円 | 55.60円 | 69.50円 | 83.40円 |
※出典:EVオクトパス 2026-10 電気料金メニュー定義書(中部電力エリア)(確認日 2026年10月19日)
EV向けのプランや割引がある電力会社
このページではオクトパスエナジーの料金で計算しましたが、EV向けの料金を用意している電力会社はほかにもあります。たとえばリボンエナジーには、EV割引があります。家の設備や充電する時間帯によって合う会社は変わるため、ご自身の暮らしに合わせて選びましょう。料金や条件は変わることがあるので、申し込む前に各社の公式ページで確認してください。
オクトパスエナジー
夜間の単価を低く設定した、EV向けのプラン(EVオクトパス)を用意している電力会社です。
EVと充電設備を持ち、夜に自宅で充電する人に向いています。
燃料費調整額と基本料金は別にかかり、沖縄県や離島の住所は対象外になる場合があります。
オクトパスエナジーのサイトへ
グリーンな電気を、もっと安く! オクトパスエナジー申込の途中の画面で、プランに「EV所有者向け」を選ぶと、EV向けプランを選択できます。
リボンエナジー
EV割引のほか、オール電化割引や太陽光割引などの割引メニューを用意している電力会社です。
EVに加えて、家の設備に合わせた割引も使いたい人に向いています。
EV割引の条件と内容は、公式ページで確認してから申し込んでください。
公式サイトを見るPR 掲載の新電力はいずれも広告です。
特定の電力会社への契約をすすめるものではありません。金額は、確認日時点の公式資料と車の公式数値にもとづく計算です。実際の電気代は、家の使い方や充電のロスで変わります。実際に入る電気の量は、車が受け入れられる上限出力(eKクロスEVは2.9kW)で変わります。燃料費調整額と基本料金は、金額に含めていません。沖縄県と離島の住所は、申込の対象外になる場合があります。中部電力エリアの料金メニュー定義書では、基本料金を契約電流(10〜60A)で定めるほか、契約容量が6kVA以上の場合は1kVAあたりで定めています。本ページの計算は、契約電流の場合です。契約前に、各社の公式サイトで最新の料金と条件を確かめてください。