INSTERを中部電力エリアの自宅で充電、EV向けプランの電気代は?
ヒョンデ INSTERを中部電力エリアの自宅で充電したときの電気代を、オクトパスエナジーのEV向けプランの料金にもとづいて、満充電1回あたりと月の走行距離ごとに示します。
INSTER(Casual)を空から満充電にする電気代は、時間帯を問わず一律のプランで約1,670円、EV向けプランの夜1〜5時で約1,004円です。差は1回あたり約670円です。
ただし、車が受け入れられる普通充電の上限出力は、ヒョンデの公式ページに載っておらず、確認できていません。この金額は、自宅の充電器の出力6kWのまま充電できるものとして出した値です。夜1〜5時の4時間に入る電気は約24.0kWhなので、空から満充電にするには夜2回分かかります。
満充電に必要な電気は、基準のグレードCasualの公式値から出しています。EV向けプランの夜の単価は、夜1〜5時のあいだだけ適用されます。
満充電1回の電気代(プラン・時間帯別)
EV向けプランの3つの時間帯と一律単価のプランについて、満充電1回の電気代は次のとおりです。
| プラン・時間帯 | 電力量料金 (円/kWh) | 再エネ賦課金 (円/kWh) | 満充電1回 (約47.0kWh) |
|---|---|---|---|
| EVオクトパス:夜1〜5時 | 17.19 | 4.18 | 1,004円 |
| EVオクトパス:昼11〜13時 | 16.79 | 4.18 | 985円 |
| EVオクトパス:それ以外の時間 | 27.55 | 4.18 | 1,490円 |
| シンプルオクトパス(時間帯を問わず一律) | 31.38 | 4.18 | 1,670円 |
※出典:ヒョンデ INSTER 主要諸元、EVオクトパス 2026-10 電気料金メニュー定義書(中部電力エリア)、シンプルオクトパス 2026-10 電気料金メニュー定義書(中部電力エリア)、再エネ賦課金単価(2026年度)。金額は税込です。
夜1〜5時の単価は、一律単価のプランより低くなっています。夜以外の時間帯は、一律単価のプランより安くなる分が小さく、EV向けプランの強みは夜と昼にあります。
昼11〜13時は夜1〜5時よりも単価が低く、電気代では昼の充電のほうが有利です。ただし昼の2時間で入る電気は約12.0kWhで、満充電に必要な量の約26%にとどまります。日中に家で車を充電できる日は、昼の2時間を使い、足りない分を夜に充電する使い方になります。
満充電に必要な約47.0kWhは、Casualの一充電走行距離427kmに、交流電力量消費率110Wh/km(充電時の損失を含む値)をかけた量です。
計算に使った値:ヒョンデ INSTER Casualの公式値(電池42kWh、一充電走行距離427km、交流電力量消費率110Wh/km)
グレード別の満充電の電気代
INSTERにはCasual、Cross、Loungeの3グレードがあり、電池容量と消費率が違うため、満充電に必要な電気も変わります。
| グレード | 走行距離 (WLTC) | 消費率 (Wh/km) | 満充電の電気量 | EV 夜1〜5時 | EV それ以外 | シンプル |
|---|---|---|---|---|---|---|
| Casual | 427km | 110 | 約47.0kWh | 1,004円 | 1,490円 | 1,670円 |
| Cross | 393km | 141 | 約55.4kWh | 1,184円 | 1,758円 | 1,970円 |
| Lounge | 458km | 119 | 約54.5kWh | 1,165円 | 1,729円 | 1,938円 |
3グレードのうち、満充電の電気代がもっとも低いのはCasualで、もっとも高いのはCrossです。電池容量がLoungeと同じでも、CrossはLoungeより消費率が大きく、満充電に必要な電気が多くなります。上限出力が未確認のため、夜1〜5時の4時間で満充電に届くかどうかは、グレードによらず確かめられていません。
月の走行距離ごとの充電代
月に走る距離を300km、500km、1,000kmとしたときの、1か月の充電代です。
| 月の走行距離 | 使う電気 | EVオクトパス 夜1〜5時 | EVオクトパス それ以外 | シンプル オクトパス |
|---|---|---|---|---|
| 300km | 約33kWh | 約710円 | 約1,050円 | 約1,170円 |
| 500km | 約55kWh | 約1,180円 | 約1,750円 | 約1,960円 |
| 1,000km | 約110kWh | 約2,350円 | 約3,490円 | 約3,910円 |
※計算:走行距離×110Wh/km×(単価+再エネ賦課金)。走行距離は、天候や運転のしかたで変わります。
夜1〜5時に充電すると、一律単価のプランより安くなる金額は、月300kmで約470円、月500kmで約780円、月1,000kmで約1,560円です。距離が伸びるほど、使う電気が増え、差も広がります。
EV向けプランには基本料金がかかります。30Aの場合は30日分で約1,250円です。一律単価のプランは基本料金がかからないため、安くなる充電代が基本料金を上回らなければ、切り替えても得になりません。表の距離で上回るのは月1,000kmだけで、月300kmと月500kmでは、夜に充電しても基本料金のほうが大きく、合計では一律単価のプランより高くなります。
EVオクトパスの申込条件と基本料金
EVオクトパスは、申込の途中の画面でプランに「EV所有者向け」を選ぶと申し込めます。基本料金は契約電流ごとに決まっており、1日あたりの金額は次のとおりです。
| 契約電流 | 10A | 15A | 20A | 30A | 40A | 50A | 60A |
|---|---|---|---|---|---|---|---|
| 1日の基本料金 | 13.90円 | 20.85円 | 27.80円 | 41.70円 | 55.60円 | 69.50円 | 83.40円 |
※出典:EVオクトパス 2026-10 電気料金メニュー定義書(中部電力エリア)(確認日 2026年10月19日)
EV向けのプランや割引がある電力会社
このページではオクトパスエナジーの料金で計算しましたが、EV向けの料金を用意している電力会社はほかにもあります。たとえばリボンエナジーには、EV割引があります。家の設備や充電する時間帯によって合う会社は変わるため、ご自身の暮らしに合わせて選びましょう。料金や条件は変わることがあるので、申し込む前に各社の公式ページで確認してください。
オクトパスエナジー
夜間の単価を低く設定した、EV向けのプラン(EVオクトパス)を用意している電力会社です。
EVと充電設備を持ち、夜に自宅で充電する人に向いています。
燃料費調整額と基本料金は別にかかり、沖縄県や離島の住所は対象外になる場合があります。
オクトパスエナジーのサイトへ
グリーンな電気を、もっと安く! オクトパスエナジー申込の途中の画面で、プランに「EV所有者向け」を選ぶと、EV向けプランを選択できます。
リボンエナジー
EV割引のほか、オール電化割引や太陽光割引などの割引メニューを用意している電力会社です。
EVに加えて、家の設備に合わせた割引も使いたい人に向いています。
EV割引の条件と内容は、公式ページで確認してから申し込んでください。
公式サイトを見るPR 掲載の新電力はいずれも広告です。
特定の電力会社への契約をすすめるものではありません。金額は、確認日時点の公式資料と車の公式数値にもとづく計算です。実際の電気代は、家の使い方や充電のロスで変わります。実際に入る電気の量は、車が受け入れられる上限出力で変わります。燃料費調整額と基本料金は、金額に含めていません。VoyageとVoyage Lは、この表に含まれていません。沖縄県と離島の住所は、申込の対象外になる場合があります。中部電力エリアの料金メニュー定義書では、基本料金を契約電流(10〜60A)で定めるほか、契約容量が6kVA以上の場合は1kVAあたりで定めています。本ページの計算は、契約電流の場合です。契約前に、各社の公式サイトで最新の料金と条件を確かめてください。