eビターラの満充電、EV向けプランで中部電力エリアの電気代はいくら?
スズキ eビターラを中部電力エリアの自宅で充電すると、満充電1回の電気代はいくらになるのか。オクトパスエナジーのEV向けプランなら、一律単価のプランよりどれだけ安くなるのかも確かめられます。
中部電力エリアでeビターラを満充電にする電気代は、一律単価のプランで約1,909円、EV向けプランの夜1〜5時の単価なら約1,147円で、差は約760円です。
ただし、eビターラが受け入れられる普通充電の出力は6kWまでのため、夜1〜5時の4時間に入る電気は約24.0kWhにとどまります。空から満充電にするには夜2.2回分が必要で、一晩で終えようとすると、足りない分は夜以外の単価になります。
EV向けプランはEVオクトパス、一律単価のプランはシンプルオクトパスのことです。金額は電力量料金と再エネ賦課金の合計で、EVオクトパスの基本料金と燃料費調整額は含みません。対象のグレードはX(2WD)で、このグレードしか載っていないため、グレードによる違いはありません。
満充電1回の電気代(プラン・時間帯別)
満充電1回の電気代を、プランと時間帯ごとに示した表です。
| プラン・時間帯 | 電力量料金 (円/kWh) | 再エネ賦課金 (円/kWh) | 満充電1回 (約53.7kWh) |
|---|---|---|---|
| EVオクトパス:夜1〜5時 | 17.19 | 4.18 | 1,147円 |
| EVオクトパス:昼11〜13時 | 16.79 | 4.18 | 1,126円 |
| EVオクトパス:それ以外の時間 | 27.55 | 4.18 | 1,704円 |
| シンプルオクトパス(時間帯を問わず一律) | 31.38 | 4.18 | 1,909円 |
※出典:スズキ eビターラ 発売時の資料(2025年9月16日発表)、EVオクトパス 2026-10 電気料金メニュー定義書(中部電力エリア)、シンプルオクトパス 2026-10 電気料金メニュー定義書(中部電力エリア)、再エネ賦課金単価(2026年度)。金額は税込です。
昼11〜13時は夜1〜5時より単価が低い時間帯です。ただし、出力6kWで2時間に入る電気は約12.0kWhで、満充電の約22%です。昼だけで満充電にはならないので、夜の充電で足りない分を補う時間帯として使えます。
表の金額は、満充電に使う電気の量に、1kWhあたりの単価と再エネ賦課金を足した額をかけたものです。満充電に使う電気は約53.7kWhで、1kmあたり124Whの電気で433km走れることから出しています。電池の容量は49kWhで、それより多いのは、公式の消費率に充電で失われる分が含まれているためです。
計算に使った値:スズキ eビターラ X(2WD)の公式値(電池49kWh、一充電走行距離433km、交流電力量消費率124Wh/km)
月の走行距離ごとの充電代
月に走る距離ごとの、充電分の電気代の一覧です。
| 月の走行距離 | 使う電気 | EVオクトパス 夜1〜5時 | EVオクトパス それ以外 | シンプル オクトパス |
|---|---|---|---|---|
| 300km | 約37kWh | 約790円 | 約1,180円 | 約1,320円 |
| 500km | 約62kWh | 約1,320円 | 約1,970円 | 約2,200円 |
| 1,000km | 約124kWh | 約2,650円 | 約3,930円 | 約4,410円 |
※計算:走行距離×124Wh/km×(単価+再エネ賦課金)。走行距離は、天候や運転のしかたで変わります。
月に走る距離が長いほど、夜1〜5時の単価で安くなる充電代は大きくなります。月300kmなら約530円、月500kmなら約880円、月1,000kmなら約1,760円です。
EVオクトパスには基本料金があり、30Aの場合は1日41.70円で、30日分では約1,250円になります。シンプルオクトパスの基本料金は0円なので、プランを切り替えて得かどうかは、充電代で安くなる額が、この基本料金を上回るかどうかで決まります。月300kmと月500kmでは、安くなる額が30日分の基本料金を下回ります。上回るのは月1,000kmからです。
EVオクトパスの申込条件と基本料金
EVオクトパスを使えるのは、契約者本人か同居の家族が、EVかPHEVと充電設備を持っている世帯で、持っていることを示す資料の提出を求められることがあります。
契約電流は10Aから60Aの範囲で選び、アンペアが大きいほど基本料金も上がります。中部電力エリアの1日あたりの金額は、次の表のとおりです。
| 契約電流 | 10A | 15A | 20A | 30A | 40A | 50A | 60A |
|---|---|---|---|---|---|---|---|
| 1日の基本料金 | 13.90円 | 20.85円 | 27.80円 | 41.70円 | 55.60円 | 69.50円 | 83.40円 |
※出典:EVオクトパス 2026-10 電気料金メニュー定義書(中部電力エリア)(確認日 2026年10月19日)
EV向けのプランや割引がある電力会社
このページではオクトパスエナジーの料金で計算しましたが、EV向けの料金を用意している電力会社はほかにもあります。たとえばリボンエナジーには、EV割引があります。家の設備や充電する時間帯によって合う会社は変わるため、ご自身の暮らしに合わせて選びましょう。料金や条件は変わることがあるので、申し込む前に各社の公式ページで確認してください。
オクトパスエナジー
夜間の単価を低く設定した、EV向けのプラン(EVオクトパス)を用意している電力会社です。
EVと充電設備を持ち、夜に自宅で充電する人に向いています。
燃料費調整額と基本料金は別にかかり、沖縄県や離島の住所は対象外になる場合があります。
オクトパスエナジーのサイトへ
グリーンな電気を、もっと安く! オクトパスエナジー申込の途中の画面で、プランに「EV所有者向け」を選ぶと、EV向けプランを選択できます。
リボンエナジー
EV割引のほか、オール電化割引や太陽光割引などの割引メニューを用意している電力会社です。
EVに加えて、家の設備に合わせた割引も使いたい人に向いています。
EV割引の条件と内容は、公式ページで確認してから申し込んでください。
公式サイトを見るPR 掲載の新電力はいずれも広告です。
特定の電力会社への契約をすすめるものではありません。金額は、確認日時点の公式資料と車の公式数値にもとづく計算です。実際の電気代は、家の使い方や充電のロスで変わります。実際に入る電気の量は、車が受け入れられる上限出力(eビターラは6kW)で変わります。燃料費調整額と基本料金は、金額に含めていません。ほかのグレードは、この表に含まれていません。沖縄県と離島の住所は、申込の対象外になる場合があります。中部電力エリアの料金メニュー定義書では、基本料金を契約電流(10〜60A)で定めるほか、契約容量が6kVA以上の場合は1kVAあたりで定めています。本ページの計算は、契約電流の場合です。契約前に、各社の公式サイトで最新の料金と条件を確かめてください。