IONIQ 5を北海道電力エリアの自宅で充電、EV向けプランの電気代は?
ヒョンデ IONIQ 5を北海道電力エリアの自宅で充電すると、電気代がいくらかかるのか。このページの金額は、すべてオクトパスエナジーのEV向けプラン(EVオクトパス)の料金で出したものです。満充電1回の電気代、月の走行距離ごとの充電代、基本料金を踏まえた切り替えの損得を、順に確認できます。
満充電1回の電気代は、一律単価のプランだと約4,039円、EVオクトパスの夜1〜5時に充電すると約2,012円です。差は約2,030円です。
ただし、この金額は自宅の充電器の出力6kWで充電した場合の計算です。IONIQ 5が受け入れられる普通充電の上限出力は、公式ページに載っておらず未確認です。そのため、上限に引っかからず6kWで入るものとして出しています。6kWで夜1〜5時の4時間に入る電気は約24.0kWhで、空から満充電にするには夜3.8回分かかります。一晩で満充電にはならず、金額は満充電までに複数の夜を使った場合も、1回分の電気に対する料金として読んでください。
計算の対象は、グレードが1つだけの Lounge AWD です。夜は1〜5時、昼は11〜13時で、再エネ賦課金を含んだ金額になっています。
満充電1回の電気代(プラン・時間帯別)
次の表は、満充電1回分の電気代を、プランと時間帯ごとに載せた表です。
| プラン・時間帯 | 電力量料金 (円/kWh) | 再エネ賦課金 (円/kWh) | 満充電1回 (約91.2kWh) |
|---|---|---|---|
| EVオクトパス:夜1〜5時 | 17.89 | 4.18 | 2,012円 |
| EVオクトパス:昼11〜13時 | 15.89 | 4.18 | 1,830円 |
| EVオクトパス:それ以外の時間 | 32.15 | 4.18 | 3,312円 |
| シンプルオクトパス(時間帯を問わず一律) | 40.12 | 4.18 | 4,039円 |
※出典:ヒョンデ IONIQ 5 主要諸元、EVオクトパス 2026-10 電気料金メニュー定義書(北海道電力エリア)、シンプルオクトパス 2026-10 電気料金メニュー定義書(北海道電力エリア)、再エネ賦課金単価(2026年度)。金額は税込です。
表のなかでは、EVオクトパスの昼11〜13時が最も安く、夜1〜5時がそれに続き、一律単価のプランが最も高くなっています。夜以外の時間帯は、一律単価より安いものの、夜1〜5時に比べるとかなり割高です。EVオクトパスの料金が生きるのは、充電を夜1〜5時と昼11〜13時に寄せたときです。
満充電に必要な約91.2kWhは、WLTCモードの航続距離616kmに、1kmあたりの交流電力量消費率148Whを掛けた値です。この消費率は充電のロスを含んだ数字なので、コンセントから入る電気の量として使えます。
昼11〜13時の単価は夜1〜5時より安く、昼を使わない手はありません。ただ、6kWで2時間に入る電気は約12.0kWhで、満充電の約13%にとどまります。昼は、満充電をねらう時間というより、夜に足りなかった分を足す時間として使うのが現実的です。
計算に使った値:ヒョンデ IONIQ 5 Lounge AWDの公式値(電池84kWh、一充電走行距離616km、交流電力量消費率148Wh/km)
月の走行距離ごとの充電代
月に走る距離ごとの充電代は、一律単価のプランと、夜1〜5時に充電するEVオクトパスで、次のとおりです。
| 月の走行距離 | 使う電気 | EVオクトパス 夜1〜5時 | EVオクトパス それ以外 | シンプル オクトパス |
|---|---|---|---|---|
| 300km | 約44kWh | 約980円 | 約1,610円 | 約1,970円 |
| 500km | 約74kWh | 約1,630円 | 約2,690円 | 約3,280円 |
| 1,000km | 約148kWh | 約3,270円 | 約5,380円 | 約6,560円 |
※計算:走行距離×148Wh/km×(単価+再エネ賦課金)。走行距離は、天候や運転のしかたで変わります。
月300kmでは、夜1〜5時に充電すると一律単価との差は約990円です。月500kmでは差は約1,650円、月1,000kmでは差は約3,290円で、走る距離が伸びるほど差は大きくなります。
ただし、EVオクトパスには基本料金がかかり、一律単価のプランには基本料金がかかりません。この差から基本料金を引いて、まだ残るかどうかが、切り替えて得かどうかの分かれ目です。
EVオクトパスの申込条件と基本料金
EVオクトパスの基本料金は、契約するアンペア数で決まります。下の表で、契約している容量の金額を確認してください。
| 契約電流 | 10A | 15A | 20A | 30A | 40A | 50A | 60A |
|---|---|---|---|---|---|---|---|
| 1日の基本料金 | 17.04円 | 25.56円 | 34.08円 | 51.12円 | 68.16円 | 85.20円 | 102.24円 |
※出典:EVオクトパス 2026-10 電気料金メニュー定義書(北海道電力エリア)(確認日 2026年10月21日)
30Aの基本料金は、30日分で約1,530円です。月300kmの差は約990円なので、基本料金に届きません。月500kmの差は約1,650円で、基本料金を上回る最小の距離がここです。ふだんの走行距離が月500km以上なら、夜1〜5時に充電することで基本料金を払っても得になります。走行距離がそれより短い月が多い場合は、一律単価のプランのままのほうが負担は小さくなります。
EV向けのプランや割引がある電力会社
このページではオクトパスエナジーの料金で計算しましたが、EV向けの料金を用意している電力会社はほかにもあります。たとえばリボンエナジーには、EV割引があります。家の設備や充電する時間帯によって合う会社は変わるため、ご自身の暮らしに合わせて選びましょう。料金や条件は変わることがあるので、申し込む前に各社の公式ページで確認してください。
オクトパスエナジー
夜間の単価を低く設定した、EV向けのプラン(EVオクトパス)を用意している電力会社です。
EVと充電設備を持ち、夜に自宅で充電する人に向いています。
燃料費調整額と基本料金は別にかかり、沖縄県や離島の住所は対象外になる場合があります。
オクトパスエナジーのサイトへ
グリーンな電気を、もっと安く! オクトパスエナジー申込の途中の画面で、プランに「EV所有者向け」を選ぶと、EV向けプランを選択できます。
リボンエナジー
EV割引のほか、オール電化割引や太陽光割引などの割引メニューを用意している電力会社です。
EVに加えて、家の設備に合わせた割引も使いたい人に向いています。
EV割引の条件と内容は、公式ページで確認してから申し込んでください。
公式サイトを見るPR 掲載の新電力はいずれも広告です。
特定の電力会社への契約をすすめるものではありません。金額は、確認日時点の公式資料と車の公式数値にもとづく計算です。実際の電気代は、家の使い方や充電のロスで変わります。実際に入る電気の量は、車が受け入れられる上限出力で変わります。燃料費調整額と基本料金は、金額に含めていません。ほかのグレードは、この表に含まれていません。沖縄県と離島の住所は、申込の対象外になる場合があります。北海道電力エリアの料金メニュー定義書では、基本料金を契約電流(10〜60A)で定めるほか、契約容量が6kVA以上の場合は1kVAあたりで定めています。本ページの計算は、契約電流の場合です。契約前に、各社の公式サイトで最新の料金と条件を確かめてください。