北海道電力エリアで日産リーフを充電する電気代の目安をプラン別に整理
日産リーフを北海道電力エリアの自宅で充電すると、電気代がいくらになるのか。オクトパスエナジーのEV向けプラン(EVオクトパス)の料金で、満充電1回と月の走行距離ごとの充電代を調べ、一律単価のプランから切り替えて得かどうかを確かめます。
リーフを空から満充電にしたときの電気代は、一律単価のプランでは約2,722円、EVオクトパスの夜1〜5時では約1,356円で、差は約1,370円です。
ただし、自宅の充電器の出力は6kWで、リーフが受け入れられる普通充電の上限も6kWです。夜1〜5時の4時間に入る電気は約24.0kWhなので、空から満充電にするには夜が2.6回分かかります。1晩で満充電まで届くわけではなく、複数の夜に分けて充電する前提になります。
金額は、基準にしたグレードB5 X・G(前輪駆動)の値です。再エネ賦課金を含み、基本料金は含みません。
満充電1回の電気代(プラン・時間帯別)
プランと時間帯ごとに、空から満充電にするときの電気代は次のとおりです。
| プラン・時間帯 | 電力量料金 (円/kWh) | 再エネ賦課金 (円/kWh) | 満充電1回 (約61.4kWh) |
|---|---|---|---|
| EVオクトパス:夜1〜5時 | 17.89 | 4.18 | 1,356円 |
| EVオクトパス:昼11〜13時 | 15.89 | 4.18 | 1,233円 |
| EVオクトパス:それ以外の時間 | 32.15 | 4.18 | 2,232円 |
| シンプルオクトパス(時間帯を問わず一律) | 40.12 | 4.18 | 2,722円 |
※出典:日産 リーフ 主要諸元表(2026年9月版)、EVオクトパス 2026-10 電気料金メニュー定義書(北海道電力エリア)、シンプルオクトパス 2026-10 電気料金メニュー定義書(北海道電力エリア)、再エネ賦課金単価(2026年度)。金額は税込です。
満充電に必要な電気は約61.4kWhです。これは、WLTCモードの航続距離469kmに、1kmあたりの交流電力量消費率131Whをかけた値です。この消費率は充電時のロスを含むので、電池容量の55kWhより大きくなります。
表では、昼11〜13時の金額がいちばん低く、次が夜1〜5時です。ただし昼の2時間で入る電気は約12.0kWhで、満充電の約20%にとどまります。昼は満充電のための時間ではなく、夜の充電に足す時間として使うと、安い単価を生かせます。夜以外の時間帯で充電した場合、一律単価との差は約490円です。
計算に使った値:日産 リーフ B5 X・G(前輪駆動)の公式値(電池55kWh、一充電走行距離469km、交流電力量消費率131Wh/km)
グレード別の満充電の電気代
リーフには、B5 X・G(前輪駆動)のほかにB5 S(前輪駆動)があります。グレード別の満充電の電気代は次のとおりです。
| グレード | 走行距離 (WLTC) | 消費率 (Wh/km) | 満充電の電気量 | EV 夜1〜5時 | EV それ以外 | シンプル |
|---|---|---|---|---|---|---|
| B5 X・G(前輪駆動) | 469km | 131 | 約61.4kWh | 1,356円 | 2,232円 | 2,722円 |
| B5 S(前輪駆動) | 521km | 118 | 約61.5kWh | 1,357円 | 2,233円 | 2,723円 |
B5 Sは航続距離が521km、1kmあたりの電気量が118Whで、満充電に必要な電気は約61.5kWhです。B5 X・Gとほぼ同じ量になるため、どの時間帯でも表の金額は同じです。グレードの違いで、電気代が変わることは気にしなくて大丈夫です。
月の走行距離ごとの充電代
毎月の走行距離が300km、500km、1,000kmのとき、1か月の充電代は次のとおりです。
| 月の走行距離 | 使う電気 | EVオクトパス 夜1〜5時 | EVオクトパス それ以外 | シンプル オクトパス |
|---|---|---|---|---|
| 300km | 約39kWh | 約870円 | 約1,430円 | 約1,740円 |
| 500km | 約66kWh | 約1,450円 | 約2,380円 | 約2,900円 |
| 1,000km | 約131kWh | 約2,890円 | 約4,760円 | 約5,800円 |
※計算:走行距離×131Wh/km×(単価+再エネ賦課金)。走行距離は、天候や運転のしかたで変わります。
夜の単価で充電できれば、一律単価との差は、月300kmで約870円、月500kmで約1,460円、月1,000kmで約2,910円です。走る距離が長いほど、差は広がります。
EVオクトパスには基本料金があり、30Aの契約では30日分で約1,530円かかります。一律単価のプランには基本料金がないので、この差が基本料金を上回るかどうかが切り替えの目安になります。表の距離では、月300kmと月500kmは基本料金に届かず、上回るのは月1,000kmです。月500km以下の走行では、夜の充電だけで基本料金を取り戻すことはできません。月1,000km前後を走る人に向いたプランです。昼11〜13時の充電を足せば、差はさらに広がります。
EVオクトパスの申込条件と基本料金
EVオクトパスは、夜1〜5時と昼11〜13時が安い代わりに、基本料金がかかるプランです。申込の条件と、契約アンペアごとの基本料金は次のとおりです。
| 契約電流 | 10A | 15A | 20A | 30A | 40A | 50A | 60A |
|---|---|---|---|---|---|---|---|
| 1日の基本料金 | 17.04円 | 25.56円 | 34.08円 | 51.12円 | 68.16円 | 85.20円 | 102.24円 |
※出典:EVオクトパス 2026-10 電気料金メニュー定義書(北海道電力エリア)(確認日 2026年10月21日)
EV向けのプランや割引がある電力会社
このページではオクトパスエナジーの料金で計算しましたが、EV向けの料金を用意している電力会社はほかにもあります。たとえばリボンエナジーには、EV割引があります。家の設備や充電する時間帯によって合う会社は変わるため、ご自身の暮らしに合わせて選びましょう。料金や条件は変わることがあるので、申し込む前に各社の公式ページで確認してください。
オクトパスエナジー
夜間の単価を低く設定した、EV向けのプラン(EVオクトパス)を用意している電力会社です。
EVと充電設備を持ち、夜に自宅で充電する人に向いています。
燃料費調整額と基本料金は別にかかり、沖縄県や離島の住所は対象外になる場合があります。
オクトパスエナジーのサイトへ
グリーンな電気を、もっと安く! オクトパスエナジー申込の途中の画面で、プランに「EV所有者向け」を選ぶと、EV向けプランを選択できます。
リボンエナジー
EV割引のほか、オール電化割引や太陽光割引などの割引メニューを用意している電力会社です。
EVに加えて、家の設備に合わせた割引も使いたい人に向いています。
EV割引の条件と内容は、公式ページで確認してから申し込んでください。
公式サイトを見るPR 掲載の新電力はいずれも広告です。
特定の電力会社への契約をすすめるものではありません。金額は、確認日時点の公式資料と車の公式数値にもとづく計算です。実際の電気代は、家の使い方や充電のロスで変わります。実際に入る電気の量は、車が受け入れられる上限出力(リーフは6kW)で変わります。燃料費調整額と基本料金は、金額に含めていません。電池の大きいB7グレードは、この表に含まれていません。沖縄県と離島の住所は、申込の対象外になる場合があります。北海道電力エリアの料金メニュー定義書では、基本料金を契約電流(10〜60A)で定めるほか、契約容量が6kVA以上の場合は1kVAあたりで定めています。本ページの計算は、契約電流の場合です。契約前に、各社の公式サイトで最新の料金と条件を確かめてください。