中部電力エリアで日産リーフを充電する電気代の目安をプラン別に整理
中部電力エリアで日産リーフを自宅で充電すると、電気代はいくらになるのでしょうか。このページは、オクトパスエナジーのEV向けプランの金額をもとに、満充電1回の電気代と、月の走行距離ごとの充電代を示します。夜に充電するといくら安くなるのか、基本料金を払ってまで切り替える価値があるのかが分かります。
中部電力エリアでリーフを満充電にする電気代は、一律単価のプランで約2,185円、EV向けプランの夜1〜5時の単価なら約1,313円で、差は約870円です。
ただし、6kWの充電器でも夜1〜5時の4時間に入る電気は約24kWhで、満充電に必要な約61.4kWhの4割にも届きません。空の状態から満充電にするには、夜3回分ほどかかります。一晩で終えようとすると、足りない分には単価の高い夜以外の時間帯の料金がかかります。
EV向けプランはオクトパスエナジーの「EVオクトパス」、一律単価のプランは同じく「シンプルオクトパス」のことです。金額は電力量料金と再エネ賦課金の合計で、基本料金と燃料費調整額は入っていません。
満充電1回の電気代(プラン・時間帯別)
次の表は、リーフを空の状態から満充電にしたときの電気代を、プランと時間帯ごとに示したものです。EVオクトパスは時間帯によって単価が変わり、夜1〜5時と昼11〜13時が安く、それ以外の時間帯は高くなります。シンプルオクトパスは、いつ充電しても同じ単価です。
| プラン・時間帯 | 電力量料金 (円/kWh) | 再エネ賦課金 (円/kWh) | 満充電1回 (約61.4kWh) |
|---|---|---|---|
| EVオクトパス:夜1〜5時 | 17.19 | 4.18 | 1,313円 |
| EVオクトパス:昼11〜13時 | 16.79 | 4.18 | 1,288円 |
| EVオクトパス:それ以外の時間 | 27.55 | 4.18 | 1,949円 |
| シンプルオクトパス(時間帯を問わず一律) | 31.38 | 4.18 | 2,185円 |
※出典:日産 リーフ 主要諸元表(2026年9月版)、EVオクトパス 2026-10 電気料金メニュー定義書(中部電力エリア)、シンプルオクトパス 2026-10 電気料金メニュー定義書(中部電力エリア)、再エネ賦課金単価(2026年度)。金額は税込です。
いちばん安いのは昼11〜13時の約1,288円で、夜1〜5時の約1,313円が続きます。ただ、昼の2時間に6kWで入る電気は約12kWhで、満充電に必要な量の約20%です。昼だけで満充電にはならないので、夜に入りきらなかった分を補う時間帯と考えるとよいでしょう。夜以外の時間帯は約1,949円と高くなりますが、それでも一律単価の約2,185円よりは安く済みます。
表の金額は、満充電に使う電気の量に、1kWhあたりの単価と再エネ賦課金を足した額をかけたものです。満充電に使う電気の量は約61.4kWhで、日産の公式の電力量消費率131Wh/kmに、走行距離469kmをかけて出しています。電池の容量は55kWhですが、それより多いのは、公式の消費率に、充電のときに失われる分が含まれているためです。
計算に使った値:日産 リーフ B5 X・G(前輪駆動)の公式値(電池55kWh、一充電走行距離469km、交流電力量消費率131Wh/km)
グレード別の満充電の電気代
| グレード | 走行距離 (WLTC) | 消費率 (Wh/km) | 満充電の電気量 | EV 夜1〜5時 | EV それ以外 | シンプル |
|---|---|---|---|---|---|---|
| B5 X・G(前輪駆動) | 469km | 131 | 約61.4kWh | 1,313円 | 1,949円 | 2,185円 |
| B5 S(前輪駆動) | 521km | 118 | 約61.5kWh | 1,314円 | 1,951円 | 2,186円 |
リーフのB5には、X・GとSの2つのグレードがあり、走行距離と消費率が少し違います。このページの本文の金額は、B5 X・Gの値です。Sも満充電に使う電気の量は約61.5kWhとほぼ同じで、電気代の違いは表のとおりごくわずかです。グレードを選んでも、電気代はほとんど変わりません。
月の走行距離ごとの充電代
次の表は、月に走る距離ごとに、1か月で使う電気の量と充電代を示したものです。毎月どれくらい乗るかの目安として、300km、500km、1,000kmの3つの場合を載せています。
| 月の走行距離 | 使う電気 | EVオクトパス 夜1〜5時 | EVオクトパス それ以外 | シンプル オクトパス |
|---|---|---|---|---|
| 300km | 約39kWh | 約840円 | 約1,250円 | 約1,400円 |
| 500km | 約66kWh | 約1,400円 | 約2,080円 | 約2,330円 |
| 1,000km | 約131kWh | 約2,800円 | 約4,160円 | 約4,660円 |
※計算:走行距離×131Wh/km×(単価+再エネ賦課金)。走行距離は、天候や運転のしかたで変わります。
月500km走る場合、夜1〜5時の単価なら充電代は約1,400円、一律単価のプランなら約2,330円です。夜1〜5時の4時間に入る電気は約24kWhなので、月に使う電気をすべて夜に充電するなら、夜の充電は月に3回ほどになります。
ただし、EVオクトパスには基本料金があります。30Aの場合は1日41.70円で、30日分では約1,250円です。シンプルオクトパスの基本料金は0円なので、充電代の差が基本料金より大きくなければ、EV向けプランに替えても得にはなりません。月300kmの場合の差は約560円、500kmでは約930円で、どちらも約1,250円には届きません。月1,000kmでは差が約1,860円になり、基本料金を上回ります。
EVオクトパスの申込条件と基本料金
EVオクトパスを使えるのは、契約者本人か同居の家族が、EVかPHEVと充電設備を持っている世帯です。持っていることを示す資料の提出を求められることがあります。
中部電力エリアのEVオクトパスは、基本料金を契約電流(10Aから60A)で定めています。アンペアが大きいほど金額も上がり、1日あたりの基本料金は、次の表のとおりです。
| 契約電流 | 10A | 15A | 20A | 30A | 40A | 50A | 60A |
|---|---|---|---|---|---|---|---|
| 1日の基本料金 | 13.90円 | 20.85円 | 27.80円 | 41.70円 | 55.60円 | 69.50円 | 83.40円 |
※出典:EVオクトパス 2026-10 電気料金メニュー定義書(中部電力エリア)(確認日 2026年10月19日)
EV向けのプランや割引がある電力会社
このページではオクトパスエナジーの料金で計算しましたが、EV向けの料金を用意している電力会社はほかにもあります。たとえばリボンエナジーには、EV割引があります。家の設備や充電する時間帯によって合う会社は変わるため、ご自身の暮らしに合わせて選びましょう。料金や条件は変わることがあるので、申し込む前に各社の公式ページで確認してください。
オクトパスエナジー
夜間の単価を低く設定した、EV向けのプラン(EVオクトパス)を用意している電力会社です。
EVと充電設備を持ち、夜に自宅で充電する人に向いています。
燃料費調整額と基本料金は別にかかり、沖縄県や離島の住所は対象外になる場合があります。
オクトパスエナジーのサイトへ
グリーンな電気を、もっと安く! オクトパスエナジー申込の途中の画面で、プランに「EV所有者向け」を選ぶと、EV向けプランを選択できます。
リボンエナジー
EV割引のほか、オール電化割引や太陽光割引などの割引メニューを用意している電力会社です。
EVに加えて、家の設備に合わせた割引も使いたい人に向いています。
EV割引の条件と内容は、公式ページで確認してから申し込んでください。
公式サイトを見るPR 掲載の新電力はいずれも広告です。
特定の電力会社への契約をすすめるものではありません。金額は、確認日時点の公式資料と車の公式数値にもとづく計算です。実際の電気代は、家の使い方や充電のロスで変わります。実際に入る電気の量は、車が受け入れられる上限出力(リーフは6kW)で変わります。燃料費調整額と基本料金は、金額に含めていません。電池の大きいB7グレードは、この表に含まれていません。沖縄県と離島の住所は、申込の対象外になる場合があります。中部電力エリアの料金メニュー定義書では、基本料金を契約電流(10〜60A)で定めるほか、契約容量が6kVA以上の場合は1kVAあたりで定めています。本ページの計算は、契約電流の場合です。契約前に、各社の公式サイトで最新の料金と条件を確かめてください。