トヨタbZ4Xを中部電力エリアの自宅で充電すると?EV向けプランで計算
トヨタbZ4Xを中部電力エリアの自宅で充電すると、満充電1回あたりの電気代はいくらか。このページは、オクトパスエナジーのEV向けプランの金額で、満充電1回分、グレード別、月の走行距離ごとの充電代を扱います。
中部電力エリアでbZ4Xを満充電にすると、EV向けプランの夜1〜5時の単価なら約1,290円、一律単価のプランなら約2,147円で、差は約860円です。
ただし、出力6kWの充電器で夜1〜5時の4時間に入る電気は約24kWhで、満充電に必要な約60.4kWhには届きません。空の状態から満充電にするには夜3回分が必要で、一晩で終えようとすると、足りない分は夜以外の高い単価で充電することになります。
EV向けプランは、オクトパスエナジーのEVオクトパスです。一律単価のプランは、同じオクトパスエナジーのシンプルオクトパスで、時間帯に関係なく単価が一定です。金額は、使った電気の量に応じた電力量料金と再エネ賦課金の合計で、毎月かかる基本料金と、燃料価格に応じて変わる燃料費調整額は入っていません。bZ4Xはグレードで金額が変わるため、カードと表の金額は、G(FWD)で計算しています。
満充電1回の電気代(プラン・時間帯別)
次の表は、G(FWD)を満充電にするときの電気代を、プランと時間帯ごとに示したものです。
| プラン・時間帯 | 電力量料金 (円/kWh) | 再エネ賦課金 (円/kWh) | 満充電1回 (約60.4kWh) |
|---|---|---|---|
| EVオクトパス:夜1〜5時 | 17.19 | 4.18 | 1,290円 |
| EVオクトパス:昼11〜13時 | 16.79 | 4.18 | 1,266円 |
| EVオクトパス:それ以外の時間 | 27.55 | 4.18 | 1,916円 |
| シンプルオクトパス(時間帯を問わず一律) | 31.38 | 4.18 | 2,147円 |
※出典:トヨタ bZ4X 主要諸元表、EVオクトパス 2026-10 電気料金メニュー定義書(中部電力エリア)、シンプルオクトパス 2026-10 電気料金メニュー定義書(中部電力エリア)、再エネ賦課金単価(2026年度)。金額は税込です。
いちばん安いのは昼11〜13時の単価ですが、2時間で入る電気は約12kWhで、満充電の約20%にとどまります。まとまった量を入れるのは、4時間ある夜1〜5時です。夜以外の単価でも、一律単価のプランより約230円安くなります。
満充電に使う電気の量は、公式の一充電走行距離544kmに、交流電力量消費率111Wh/kmをかけた約60.4kWhです。電池容量の57.72kWhより多いのは、充電で失われる分が消費率に含まれているためです。表の金額は、この約60.4kWhに、単価と再エネ賦課金を足した1kWhあたりの額をかけて出しています。
計算に使った値:トヨタ bZ4X G(FWD)の公式値(電池57.72kWh、一充電走行距離544km、交流電力量消費率111Wh/km)
グレード別の満充電の電気代
次の表は、bZ4Xの3つのグレードで、満充電にかかる電気代を比べたものです。
| グレード | 走行距離 (WLTC) | 消費率 (Wh/km) | 満充電の電気量 | EV 夜1〜5時 | EV それ以外 | シンプル |
|---|---|---|---|---|---|---|
| G(FWD) | 544km | 111 | 約60.4kWh | 1,290円 | 1,916円 | 2,147円 |
| Z(4WD) | 687km | 121 | 約83.1kWh | 1,776円 | 2,638円 | 2,956円 |
| Z(FWD) | 746km | 113 | 約84.3kWh | 1,801円 | 2,675円 | 2,998円 |
グレードによって電池の大きさ、走行距離、消費率が違うため、満充電に使う電気の量が変わり、金額も変わります。Zの2つのグレードは電池が大きく、G(FWD)より金額が高くなります。同じZでも、駆動方式で消費率と走行距離が違うので、4WDとFWDで金額に差が出ます。
月の走行距離ごとの充電代
次の表は、G(FWD)の消費率で、月の走行距離ごとの充電代を示したものです。
| 月の走行距離 | 使う電気 | EVオクトパス 夜1〜5時 | EVオクトパス それ以外 | シンプル オクトパス |
|---|---|---|---|---|
| 300km | 約33kWh | 約710円 | 約1,060円 | 約1,180円 |
| 500km | 約56kWh | 約1,190円 | 約1,760円 | 約1,970円 |
| 1,000km | 約111kWh | 約2,370円 | 約3,520円 | 約3,950円 |
※計算:走行距離×111Wh/km×(単価+再エネ賦課金)。走行距離は、天候や運転のしかたで変わります。
月500km走る場合、使う電気は約56kWhです。夜1〜5時の単価なら約1,190円、一律単価のプランなら約1,970円で、差は約790円になります。一晩に入る約24kWhで割ると、夜の充電は月に2〜3回ほどです。
EVオクトパスには基本料金があり、30Aの場合は1日41.70円で、30日分は約1,250円です。シンプルオクトパスの基本料金は0円なので、プランを比べるには、充電代の差と基本料金を合わせて見る必要があります。夜1〜5時の単価だけで充電した場合、一律単価のプランとの充電代の差は、月300kmで約470円、月500kmで約790円と、30日分の基本料金を下回ります。月1,000kmでは約1,580円となり、基本料金を上回ります。
EVオクトパスの申込条件と基本料金
EVオクトパスを使えるのは、契約者本人か同居の家族が、EVかPHEVと充電設備を持っている世帯です。持っていることを示す資料の提出を求められることがあります。
中部電力エリアのEVオクトパスは、基本料金を契約電流(10Aから60A)で定めています。アンペアが大きいほど金額も上がり、1日あたりの基本料金は、次の表のとおりです。
| 契約電流 | 10A | 15A | 20A | 30A | 40A | 50A | 60A |
|---|---|---|---|---|---|---|---|
| 1日の基本料金 | 13.90円 | 20.85円 | 27.80円 | 41.70円 | 55.60円 | 69.50円 | 83.40円 |
※出典:EVオクトパス 2026-10 電気料金メニュー定義書(中部電力エリア)(確認日 2026年10月19日)
EV向けのプランや割引がある電力会社
このページではオクトパスエナジーの料金で計算しましたが、EV向けの料金を用意している電力会社はほかにもあります。たとえばリボンエナジーには、EV割引があります。家の設備や充電する時間帯によって合う会社は変わるため、ご自身の暮らしに合わせて選びましょう。料金や条件は変わることがあるので、申し込む前に各社の公式ページで確認してください。
オクトパスエナジー
夜間の単価を低く設定した、EV向けのプラン(EVオクトパス)を用意している電力会社です。
EVと充電設備を持ち、夜に自宅で充電する人に向いています。
燃料費調整額と基本料金は別にかかり、沖縄県や離島の住所は対象外になる場合があります。
オクトパスエナジーのサイトへ
グリーンな電気を、もっと安く! オクトパスエナジー申込の途中の画面で、プランに「EV所有者向け」を選ぶと、EV向けプランを選択できます。
リボンエナジー
EV割引のほか、オール電化割引や太陽光割引などの割引メニューを用意している電力会社です。
EVに加えて、家の設備に合わせた割引も使いたい人に向いています。
EV割引の条件と内容は、公式ページで確認してから申し込んでください。
公式サイトを見るPR 掲載の新電力はいずれも広告です。
特定の電力会社への契約をすすめるものではありません。金額は、確認日時点の公式資料と車の公式数値にもとづく計算です。実際の電気代は、家の使い方や充電のロスで変わります。実際に入る電気の量は、車が受け入れられる上限出力(bZ4Xは6kW)で変わります。燃料費調整額と基本料金は、金額に含めていません。20インチタイヤ装着時の数値は、この表に含まれていません。沖縄県と離島の住所は、申込の対象外になる場合があります。中部電力エリアの料金メニュー定義書では、基本料金を契約電流(10〜60A)で定めるほか、契約容量が6kVA以上の場合は1kVAあたりで定めています。本ページの計算は、契約電流の場合です。契約前に、各社の公式サイトで最新の料金と条件を確かめてください。