トヨタbZ4Xを北陸電力エリアの自宅で充電すると?EV向けプランで計算
トヨタ bZ4Xを北陸電力エリアの自宅で充電すると、電気代はいくらかかり、EV向けプランに切り替えると得になるのか。このページの金額は、オクトパスエナジーのEV向けプラン(EVオクトパス)の料金体系で充電した場合のものです。満充電1回の電気代と、月の走行距離ごとの充電代が分かります。
北陸電力エリアでbZ4Xを満充電にする電気代は、一律単価のプランで約2,151円、EV向けプランの夜1〜5時の単価なら約1,436円で、差は約710円です。
ただし、自宅の充電器の出力は6kWまでで、夜1〜5時の4時間に入る電気は約24.0kWhです。空から満充電にするには、夜2.5回分ほどかかります。一晩で終えようとすると、足りない分は夜以外の単価での充電になります。
EV向けプランはEVオクトパス、一律単価のプランはシンプルオクトパスのことです。金額は電力量料金と再エネ賦課金の合計で、EVオクトパスの基本料金と燃料費調整額は含みません。基準にしているのは、グレードG(FWD)です。
満充電1回の電気代(プラン・時間帯別)
満充電1回の電気代は、プランと時間帯によって次のように変わります。
| プラン・時間帯 | 電力量料金 (円/kWh) | 再エネ賦課金 (円/kWh) | 満充電1回 (約60.4kWh) |
|---|---|---|---|
| EVオクトパス:夜1〜5時 | 19.6 | 4.18 | 1,436円 |
| EVオクトパス:昼11〜13時 | 17.6 | 4.18 | 1,315円 |
| EVオクトパス:それ以外の時間 | 24.99 | 4.18 | 1,761円 |
| シンプルオクトパス(時間帯を問わず一律) | 31.44 | 4.18 | 2,151円 |
※出典:トヨタ bZ4X 主要諸元表、EVオクトパス 2026-10 電気料金メニュー定義書(北陸電力エリア)、シンプルオクトパス 2026-10 電気料金メニュー定義書(北陸電力エリア)、再エネ賦課金単価(2026年度)。金額は税込です。
夜1〜5時のほかに、昼11〜13時にも安い時間帯があります。表の金額では、昼のほうが夜よりさらに安く、満充電にかかる電気代も下回ります。ただし、昼の2時間で入る電気は約12.0kWhで、満充電に必要な電気の約20%です。昼だけで満充電にはならないため、夜の充電に加えて、足りない分を昼に補う使い方になります。夜と昼のどちらにも当てはまらない時間帯は、一律単価のプランより安いものの、表の中では高めです。
表の金額は、満充電に使う電気の量に、1kWhあたりの単価と再エネ賦課金を足した額をかけたものです。満充電に使う電気の量は約60.4kWhで、1kmあたり111Whの電気で544km走れることから出しています。電池の容量(57.72kWh)より多いのは、公式の消費率に、充電で失われる分が含まれているためです。
計算に使った値:トヨタ bZ4X G(FWD)の公式値(電池57.72kWh、一充電走行距離544km、交流電力量消費率111Wh/km)
グレード別の満充電の電気代
bZ4Xはグレードによって走行距離と消費率が違い、満充電に使う電気の量も変わります。上の金額はG(FWD)のものです。Z(4WD)とZ(FWD)は電池が大きく、満充電に使う電気が多いぶん、電気代も高くなります。
| グレード | 走行距離 (WLTC) | 消費率 (Wh/km) | 満充電の電気量 | EV 夜1〜5時 | EV それ以外 | シンプル |
|---|---|---|---|---|---|---|
| G(FWD) | 544km | 111 | 約60.4kWh | 1,436円 | 1,761円 | 2,151円 |
| Z(4WD) | 687km | 121 | 約83.1kWh | 1,977円 | 2,425円 | 2,961円 |
| Z(FWD) | 746km | 113 | 約84.3kWh | 2,005円 | 2,459円 | 3,003円 |
月の走行距離ごとの充電代
月に走る距離ごとの充電代は、次のとおりです。
| 月の走行距離 | 使う電気 | EVオクトパス 夜1〜5時 | EVオクトパス それ以外 | シンプル オクトパス |
|---|---|---|---|---|
| 300km | 約33kWh | 約790円 | 約970円 | 約1,190円 |
| 500km | 約56kWh | 約1,320円 | 約1,620円 | 約1,980円 |
| 1,000km | 約111kWh | 約2,640円 | 約3,240円 | 約3,950円 |
※計算:走行距離×111Wh/km×(単価+再エネ賦課金)。走行距離は、天候や運転のしかたで変わります。
月300kmでは、一律単価のプランとの差は約390円です。月500kmなら差は約660円、月1,000kmなら約1,310円と、走る距離が長いほど差は開きます。
EVオクトパスには基本料金があり、30Aの場合は30日分で約890円です。シンプルオクトパスは0円なので、プランを切り替えて得になるかどうかは、充電代の差が基本料金を上回るかで決まります。月300kmと月500kmは、充電代の差が30日分の基本料金に届きません。基本料金を上回るのは、表の中では月1,000kmからです。
EVオクトパスの申込条件と基本料金
EVオクトパスを使えるのは、契約者本人か同居の家族が、EVかPHEVと充電設備を持っている世帯で、持っていることを示す資料の提出を求められることがあります。
契約電流は10Aから60Aの範囲で選び、アンペアが大きいほど基本料金も上がります。北陸電力エリアの1日あたりの金額は、次の表のとおりです。
| 契約電流 | 10A | 15A | 20A | 30A | 40A | 50A | 60A |
|---|---|---|---|---|---|---|---|
| 1日の基本料金 | 9.94円 | 14.91円 | 19.88円 | 29.82円 | 39.76円 | 49.70円 | 59.64円 |
※出典:EVオクトパス 2026-10 電気料金メニュー定義書(北陸電力エリア)(確認日 2026年10月21日)
EV向けのプランや割引がある電力会社
このページではオクトパスエナジーの料金で計算しましたが、EV向けの料金を用意している電力会社はほかにもあります。たとえばリボンエナジーには、EV割引があります。家の設備や充電する時間帯によって合う会社は変わるため、ご自身の暮らしに合わせて選びましょう。料金や条件は変わることがあるので、申し込む前に各社の公式ページで確認してください。
オクトパスエナジー
夜間の単価を低く設定した、EV向けのプラン(EVオクトパス)を用意している電力会社です。
EVと充電設備を持ち、夜に自宅で充電する人に向いています。
燃料費調整額と基本料金は別にかかり、沖縄県や離島の住所は対象外になる場合があります。
オクトパスエナジーのサイトへ
グリーンな電気を、もっと安く! オクトパスエナジー申込の途中の画面で、プランに「EV所有者向け」を選ぶと、EV向けプランを選択できます。
リボンエナジー
EV割引のほか、オール電化割引や太陽光割引などの割引メニューを用意している電力会社です。
EVに加えて、家の設備に合わせた割引も使いたい人に向いています。
EV割引の条件と内容は、公式ページで確認してから申し込んでください。
公式サイトを見るPR 掲載の新電力はいずれも広告です。
特定の電力会社への契約をすすめるものではありません。金額は、確認日時点の公式資料と車の公式数値にもとづく計算です。実際の電気代は、家の使い方や充電のロスで変わります。実際に入る電気の量は、車が受け入れられる上限出力(bZ4Xは6kW)で変わります。燃料費調整額と基本料金は、金額に含めていません。20インチタイヤ装着時の数値は、この表に含まれていません。沖縄県と離島の住所は、申込の対象外になる場合があります。北陸電力エリアの料金メニュー定義書では、基本料金を契約電流(10〜60A)で定めるほか、契約容量が6kVA以上の場合は1kVAあたりで定めています。本ページの計算は、契約電流の場合です。契約前に、各社の公式サイトで最新の料金と条件を確かめてください。