日産アリアの満充電は北海道電力エリアでいくら?EV向けプランで計算
北海道電力エリアの自宅でアリアを充電すると、電気代はいくらになるのでしょうか。このページは、オクトパスエナジーのEV向けプランと一律単価のプランの金額から、満充電1回分の電気代と、月の走行距離ごとの充電代を取り上げます。
北海道電力エリアでアリアを満充電にする電気代は、EV向けプランの夜1〜5時で約1,716円、一律単価のプランで約3,444円です。差は約1,730円で、夜に充電すれば半額ほどで済みます。
ただし、出力6kWの充電器で夜1〜5時の4時間に入る電気は約24kWhで、満充電に必要な約77.7kWhには届きません。空の状態から満充電にするには、夜4回分かかります。
EV向けプランはオクトパスエナジーのEVオクトパス、一律単価のプランは同じくシンプルオクトパスです。金額は電力量料金と再エネ賦課金の合計で、基本料金と燃料費調整額は入っていません。アリアはグレードで金額が変わるため、カードと表の金額は、B6 e-4ORCE(4WD)の公式の数値で出しています。
満充電1回の電気代(プラン・時間帯別)
次の表は、B6 e-4ORCE(4WD)を満充電にしたときの電気代を、プランと時間帯で分けたものです。
| プラン・時間帯 | 電力量料金 (円/kWh) | 再エネ賦課金 (円/kWh) | 満充電1回 (約77.7kWh) |
|---|---|---|---|
| EVオクトパス:夜1〜5時 | 17.89 | 4.18 | 1,716円 |
| EVオクトパス:昼11〜13時 | 15.89 | 4.18 | 1,560円 |
| EVオクトパス:それ以外の時間 | 32.15 | 4.18 | 2,824円 |
| シンプルオクトパス(時間帯を問わず一律) | 40.12 | 4.18 | 3,444円 |
※出典:日産 アリア 主要諸元表、EVオクトパス 2026-10 電気料金メニュー定義書(北海道電力エリア)、シンプルオクトパス 2026-10 電気料金メニュー定義書(北海道電力エリア)、再エネ賦課金単価(2026年度)。金額は税込です。
表のなかで安いのは、EV向けプランの昼11〜13時と夜1〜5時です。昼のほうが夜より安いものの、昼の2時間に入る電気は約12kWhで、満充電の約15%にしかなりません。夜以外の時間帯の単価は一律単価のプランより低く、満充電の金額で約620円の差があります。ただ、北海道電力エリアは一律単価そのものが高いので、どの時間帯に充電するかで金額が大きく変わります。
満充電に使う電気の量は約77.7kWhです。公式の消費率(1kmあたり169Wh)に、一充電の走行距離(460km)をかけて出しています。電池の容量は66kWhですが、それより多いのは、消費率に充電のときに失われる分まで含まれているためです。
計算に使った値:日産 アリア B6 e-4ORCE(4WD)の公式値(電池66kWh、一充電走行距離460km、交流電力量消費率169Wh/km)
グレード別の満充電の電気代
次の表は、アリアのグレードごとに満充電1回の電気代を示したものです。
| グレード | 走行距離 (WLTC) | 消費率 (Wh/km) | 満充電の電気量 | EV 夜1〜5時 | EV それ以外 | シンプル |
|---|---|---|---|---|---|---|
| B6 e-4ORCE(4WD) | 460km | 169 | 約77.7kWh | 1,716円 | 2,824円 | 3,444円 |
| B6(2WD) | 470km | 166 | 約78.0kWh | 1,722円 | 2,834円 | 3,456円 |
| B9 e-4ORCE(4WD) | 610km | 171 | 約104.3kWh | 2,302円 | 3,790円 | 4,621円 |
B9 e-4ORCE(4WD)は夜1〜5時でも約2,302円かかり、3つのグレードのなかで最も高くなります。電池が大きく、満充電に約104.3kWhの電気が必要になるためです。B6の2WDと4WDは消費率がわずかに違うだけで、金額はほとんど変わりません。
月の走行距離ごとの充電代
次の表は、B6 e-4ORCE(4WD)の消費率で、月の走行距離ごとの充電分の電気代を出したものです。
| 月の走行距離 | 使う電気 | EVオクトパス 夜1〜5時 | EVオクトパス それ以外 | シンプル オクトパス |
|---|---|---|---|---|
| 300km | 約51kWh | 約1,120円 | 約1,840円 | 約2,250円 |
| 500km | 約85kWh | 約1,860円 | 約3,070円 | 約3,740円 |
| 1,000km | 約169kWh | 約3,730円 | 約6,140円 | 約7,490円 |
※計算:走行距離×169Wh/km×(単価+再エネ賦課金)。走行距離は、天候や運転のしかたで変わります。
月に500km走ると、使う電気は約85kWhです。一晩に入る約24kWhで割ると、夜の充電は月に3回半ほどです。
EVオクトパスには基本料金があり、30Aなら1日51.12円、30日分で約1,530円かかります。シンプルオクトパスの基本料金は0円です。そのため、EVオクトパスに切り替えて得になるかどうかは、夜の単価で安くなる充電代が、この基本料金を上回るかどうかで決まります。月300kmでは、安くなる額が約1,130円で基本料金に届きません。月500kmでは約1,880円、月1,000kmでは約3,760円となり、どちらも基本料金を上回ります。北海道電力エリアでは、月500km前後から切り替えの効果が出てきます。
EVオクトパスの申込条件と基本料金
EVオクトパスを使えるのは、契約者本人か同居の家族が、EVかPHEVと充電設備を持っている世帯です。持っていることを示す資料の提出を求められることがあります。
北海道電力エリアのEVオクトパスは、基本料金を契約電流(10Aから60A)で定めています。アンペアが大きいほど金額も上がり、1日あたりの基本料金は、次の表のとおりです。
| 契約電流 | 10A | 15A | 20A | 30A | 40A | 50A | 60A |
|---|---|---|---|---|---|---|---|
| 1日の基本料金 | 17.04円 | 25.56円 | 34.08円 | 51.12円 | 68.16円 | 85.20円 | 102.24円 |
※出典:EVオクトパス 2026-10 電気料金メニュー定義書(北海道電力エリア)(確認日 2026年10月21日)
EV向けのプランや割引がある電力会社
このページではオクトパスエナジーの料金で計算しましたが、EV向けの料金を用意している電力会社はほかにもあります。たとえばリボンエナジーには、EV割引があります。家の設備や充電する時間帯によって合う会社は変わるため、ご自身の暮らしに合わせて選びましょう。料金や条件は変わることがあるので、申し込む前に各社の公式ページで確認してください。
オクトパスエナジー
夜間の単価を低く設定した、EV向けのプラン(EVオクトパス)を用意している電力会社です。
EVと充電設備を持ち、夜に自宅で充電する人に向いています。
燃料費調整額と基本料金は別にかかり、沖縄県や離島の住所は対象外になる場合があります。
オクトパスエナジーのサイトへ
グリーンな電気を、もっと安く! オクトパスエナジー申込の途中の画面で、プランに「EV所有者向け」を選ぶと、EV向けプランを選択できます。
リボンエナジー
EV割引のほか、オール電化割引や太陽光割引などの割引メニューを用意している電力会社です。
EVに加えて、家の設備に合わせた割引も使いたい人に向いています。
EV割引の条件と内容は、公式ページで確認してから申し込んでください。
公式サイトを見るPR 掲載の新電力はいずれも広告です。
特定の電力会社への契約をすすめるものではありません。金額は、確認日時点の公式資料と車の公式数値にもとづく計算です。実際の電気代は、家の使い方や充電のロスで変わります。実際に入る電気の量は、車が受け入れられる上限出力(アリアは6kW)で変わります。燃料費調整額と基本料金は、金額に含めていません。電池の大きいB9の2WDと、20インチタイヤ装着時の数値は、この表に含まれていません。沖縄県と離島の住所は、申込の対象外になる場合があります。北海道電力エリアの料金メニュー定義書では、基本料金を契約電流(10〜60A)で定めるほか、契約容量が6kVA以上の場合は1kVAあたりで定めています。本ページの計算は、契約電流の場合です。契約前に、各社の公式サイトで最新の料金と条件を確かめてください。