東北電力エリアの自宅で日産サクラを充電、電気代をプラン別に比べた
日産サクラを東北電力エリアの自宅で充電すると、満充電1回あたりの電気代はいくらか。EV向けの夜間割引があるオクトパスエナジーのプランを例に、計算しました。このページでは、月の走行距離ごとの電気代を中心に、満充電1回分の金額を一律単価のプランと並べて比べています。
東北電力エリアでサクラを満充電にする電気代は、一律単価のプランで約807円、EV向けプランの夜1〜5時の単価なら約568円で、差は約240円です。
ただし、サクラが受け入れられる普通充電の出力は2.9kWまでです。自宅の充電器が6kWでも、夜1〜5時の4時間に入る電気は約12kWhにとどまります。空から満充電にするなら夜2回分が目安で、一晩で終えようとすると、足りない分に夜以外の単価がかかり、満充電は約722円になります。
EV向けプランはEVオクトパス、一律単価のプランはシンプルオクトパスを指します。金額は電力量料金と再エネ賦課金の合計で、基本料金と燃料費調整額は入っていません。計算はサクラ(S・X・G共通の2WD)の公式値によるものです。
満充電1回の電気代(プラン・時間帯別)
プランと時間帯ごとの満充電1回の電気代は、次の表のとおりです。
| プラン・時間帯 | 電力量料金 (円/kWh) | 再エネ賦課金 (円/kWh) | 満充電1回 (約22.3kWh) |
|---|---|---|---|
| EVオクトパス:夜1〜5時 | 21.25 | 4.18 | 568円 |
| EVオクトパス:昼11〜13時 | 19.45 | 4.18 | 527円 |
| EVオクトパス:それ以外の時間 | 28.17 | 4.18 | 722円 |
| シンプルオクトパス(時間帯を問わず一律) | 31.98 | 4.18 | 807円 |
※出典:日産 サクラ 主要諸元表(2026年6月版)、EVオクトパス 2026-10 電気料金メニュー定義書(東北電力エリア)、シンプルオクトパス 2026-10 電気料金メニュー定義書(東北電力エリア)、再エネ賦課金単価(2026年度)。金額は税込です。
昼11〜13時の単価は夜1〜5時より低めです。ただ、2.9kWで2時間に入る電気は約6kWhで、満充電の約26%にしかなりません。昼は、夜の充電で足りなかった分を補う時間帯と考えると使いやすくなります。
表の金額は、満充電に使う電気の量(約22.3kWh)に、1kWhあたりの単価と再エネ賦課金を足した額をかけて出しました。約22.3kWhは、公式の消費率である1kmあたり124Whで180km走る電気にあたります。電池の容量(20kWh)より多いのは、この消費率に充電で失われる分が含まれるからです。
計算に使った値:日産 サクラ S・X・G共通(2WD)の公式値(電池20kWh、一充電走行距離180km、交流電力量消費率124Wh/km)
月の走行距離ごとの充電代
月300km、500km、1000kmの充電代は、次の表で分かります。
| 月の走行距離 | 使う電気 | EVオクトパス 夜1〜5時 | EVオクトパス それ以外 | シンプル オクトパス |
|---|---|---|---|---|
| 300km | 約37kWh | 約950円 | 約1,200円 | 約1,350円 |
| 500km | 約62kWh | 約1,580円 | 約2,010円 | 約2,240円 |
| 1,000km | 約124kWh | 約3,150円 | 約4,010円 | 約4,480円 |
※計算:走行距離×124Wh/km×(単価+再エネ賦課金)。走行距離は、天候や運転のしかたで変わります。
月500km走る人の充電代は、夜1〜5時の単価で約1,580円、一律単価のプランで約2,240円が目安です。使う電気は約62kWhなので、一晩に入る約12kWhで割ると、夜の充電は月に5回あまりです。
EVオクトパスには基本料金があり、30Aなら1日40.20円、30日分で約1,210円です。月300kmだと、夜の単価で安くなる充電代は約400円で、基本料金の3分の1ほどにとどまります。基本料金が0円のシンプルオクトパスとは、この差も含めて見る必要があります。
EVオクトパスの申込条件と基本料金
申し込めるのは、契約者本人か同居の家族がEVまたはPHEVと充電設備を持っている世帯です。持っていることを示す資料の提出を求められる場合があります。
東北電力エリアのEVオクトパスの基本料金は、契約電流(10Aから60A)ごとに決まっています。アンペアが大きいほど高くなり、1日あたりの金額は次の表のとおりです。
| 契約電流 | 10A | 15A | 20A | 30A | 40A | 50A | 60A |
|---|---|---|---|---|---|---|---|
| 1日の基本料金 | 13.40円 | 20.10円 | 26.80円 | 40.20円 | 53.60円 | 67.00円 | 80.40円 |
※出典:EVオクトパス 2026-10 電気料金メニュー定義書(東北電力エリア)(確認日 2026年10月21日)
切り替えの流れ
- 検針票を見て、いまの電力会社と契約アンペアを確かめます。EVオクトパスは30Aで基本料金が1日40.20円なので、いまのアンペアで比べるときの目安になります。
- EVまたはPHEVと充電設備を持っていることを示す書類を用意します。納車前の人は、いつ提出できるかを公式サイトで先に確かめておくと、手続きが進めやすくなります。
- 公式サイトで住所を入れて料金を確かめてから、申し込みます。いまの契約の解約手続きが必要かどうかも、先に調べておくと安心です。
EV向けのプランや割引がある電力会社
このページではオクトパスエナジーの料金で計算しましたが、EV向けの料金を用意している電力会社はほかにもあります。たとえばリボンエナジーには、EV割引があります。家の設備や充電する時間帯によって合う会社は変わるため、ご自身の暮らしに合わせて選びましょう。料金や条件は変わることがあるので、申し込む前に各社の公式ページで確認してください。
オクトパスエナジー
夜間の単価を低く設定した、EV向けのプラン(EVオクトパス)を用意している電力会社です。
EVと充電設備を持ち、夜に自宅で充電する人に向いています。
燃料費調整額と基本料金は別にかかり、沖縄県や離島の住所は対象外になる場合があります。
オクトパスエナジーのサイトへ
グリーンな電気を、もっと安く! オクトパスエナジー申込の途中の画面で、プランに「EV所有者向け」を選ぶと、EV向けプランを選択できます。
リボンエナジー
EV割引のほか、オール電化割引や太陽光割引などの割引メニューを用意している電力会社です。
EVに加えて、家の設備に合わせた割引も使いたい人に向いています。
EV割引の条件と内容は、公式ページで確認してから申し込んでください。
公式サイトを見るPR 掲載の新電力はいずれも広告です。
特定の電力会社への契約をすすめるものではありません。金額は、確認日時点の公式資料と車の公式数値にもとづく計算です。実際の電気代は、家の使い方や充電のロスで変わります。実際に入る電気の量は、車が受け入れられる上限出力(サクラは2.9kW)で変わります。燃料費調整額と基本料金は、金額に含めていません。沖縄県と離島の住所は、申込の対象外になる場合があります。東北電力エリアの料金メニュー定義書では、基本料金を契約電流(10〜60A)で定めるほか、契約容量が6kVA以上の場合は1kVAあたりで定めています。本ページの計算は、契約電流の場合です。契約前に、各社の公式サイトで最新の料金と条件を確かめてください。